Information 3 「グレースハイツ岩崎」建物内外<部分>の写真案内
<近くに県指定の天然記念物・清流亭の「藤のたな」があります 下に紹介してあります>

「グレースハイツ岩崎」の建物内外施設・設備等は一般的な仕様となっています。
住まいとは、生活と憩いそして安らぎの場です [GH岩崎]では、「住まい」としての「快適さ」と「安心感」を大切にしています
 

 Photo explanation
 内外部分/点描

                                   ENTRANCE
                                




Room Interior


3LDK<C2-Type>の一部
2LDK<A2-Type>の一部
   <この時点では室内照明が未設置のため、室内全体が実際より暗く、色合いもやや異なって写っています>


愛知県天然記念物に指定<1961年>されている 清流亭の「藤のたな」を紹介します





樹齢300年余の天然記念物の藤 木津用水上まで張り出した藤
−今年は例年に比較して花房がやや小さく感じます−
「グレースハイツ岩崎」から東の方へ約300mの所に、老舗の料亭、「清流亭」があります。この老舗の「清流亭」敷地の一角に、昭和36年(1961年)に愛知県から天然記念物の指定を受けた<藤の棚(たな)>があります。

「清流亭」の創業は明治初期とのことですが、 藤そのものは「清流亭」の創業前からすでにこの地にあったようです。 小牧山山頂にある小牧城(小牧市歴史館)に展示されている版画(江戸時代制作の木版画=作者不明)に、用水路を行き来する小舟とともに、当時、船着き場であったこの場所に、 「清流亭」の前身といわれる茶店と藤の花が咲く様子が描かれていることから、藤の樹齢が相当のものであると推定できます。
「清流亭」は、所有者が変わり、 現在の倉知家が所有されてから100年以上経過しているとのことですが、女将は、「藤は元々今の場所にあったものではなく、その昔(茶店であったころのことを示しているのか・・・)、他の所にあったものをゆずり受け、今の場所に移しかえたものだそうです。樹齢は300年以上になると聞いています」と話されています。

藤は3本から成り立ち、活着後、樹勢衰えることなく年々確実に成長し続け、現在総面積約260uに達する勇姿を見せています。3本の藤からは、永年の重なる風雪にも耐えてきた古色蒼然とした老木の風格が伝わってきます。
老木かつ天然記念物の指定を受けたため、養生・管理が大変と聞きました。 しかし、あふれる愛情と行き届いた管理によって、 今なお元気な姿が見られるのは本当にうれしいことです。
敷地内はもちろん、すぐ西側を流れる木津用水上まで枝が伸び進み、大きく成長した太い枝は自重に耐えられず、川底から立てられた数本の支柱によって支えられています。

水面に映える藤
清流亭<南から>   清流亭<正面から>  
 ■藤はマメ科のつる性落葉樹で、ノダフジとヤマフジの2種類があり、「清流亭」の藤はノダフジだそうです。葉が奇数羽状複葉で小葉は5〜9対、卵形で薄く両面に毛があります。花の径は1〜2cm・色は多くが淡紫色で、10月頃になると大型の平たい豆果をつけます。
 ■茎は長く伸びて他にからみつく性質があり、その力は大きく、たとえば岩のわれ目などにくいこみ、やがて岩を割ってしまうこともあるそうです。古くからこの弾力性ある強靱な性質を利用して、柔軟な枝先(つる)部分を使って生活用品を作ったり、ワラ縄のかわりに力のかかる場所に利用されるなど、重宝され広く使われてきました。
条件さえよければ大型になる植物ですが、「清流亭」の藤のように、永年にわたってこれほど大きく成長するのは価値があるそうです。愛知県の天然記念物に指定されていることがよく分かります。しかし、地面から伸びている太い幹はひび割れ・裂け目ができ、何か痛々しくも感じられます。
天然記念物指定の石柱  水面上まで張り出した藤 
毎年、寒い冬を乗り越えた藤はやがてつぼみを膨らませ、4月下旬ころから径が1/2cm の下垂する長い総状花序を出し、多数の蝶形花をつけ始めます。女将の話では、温暖化の影響かはわからないが、開花時期が年々早まってきているとのことです。300年以上にわたって風雪にたえてきた老木が、気候の変化に合わせ、必死に・けなげに開花していく姿には感動させられます。
「清流亭」の藤の花は一房が2メートル近くになるものもあり、重なるように垂れ下がる花房は、さわやかに吹く川風に揺れながら、川面にしっとりとした優雅な姿を写し、風情ある光景を醸し出します。見事な藤の花です。満開の頃になると、鑑賞客やカメラマンの姿も多く見受けられます。
鑑賞シーズンが限定されますが、ぜひ一度、百年余の長い歴史を有し、古風で味わいのある老舗料亭「清流亭」と、見事に咲き誇る愛知県天然記念物指定の「藤」を、心ゆくまでゆっくりご覧になってください。 優雅に、そしてしとやかに咲く「藤」の花に魅了され、堪能されることと思います。

「グレースハイツ岩崎」の西北約1kmの所に、市内で最も古い時代に建立された寺院「小松寺」があります 小松寺
紹 介
小牧市最古の寺院  真言宗  「小松寺」<こまつじ>
  所在地   小牧市大字小松寺1121
天平勝宝年間<749-757年>の創建で、平重盛の味岡荘時代に再興し承久の変で焼失したと言われています。今の本
  堂は明暦3年<1657年>の建造とされ、本堂正面にかかる鰐口の銘には正保3年<1646年>とありますが、いずれにし
  ても、市内最古の寺院建築と言われています。本来は、南面する三間四方の独立した建物でしたが、現在はその後につ
  くられた付属建物により庫裡<くり>と接続しています。屋根は桟瓦葺き<さんかわらぶき>で美しく、部分的な補修はあ
  るものの江戸時代初期の遺構をよく残しています
本堂内正面には「銅製の灯籠」が釣られており、高さ38cm・笠は円形の反花<そりばな>、 火袋・台は六角で雲形の
  足がついています。ともに底裏には二重の毛彫<けぼり>で、右側に「尾州春日井郡愛藤山<あいとうざん>小松寺」、左
  側に「元禄元戊辰霜月日」<元禄元年・一六八八>の刻銘があります。保存状態もよく、前述の鰐口の銘とともに、小松
  寺の歴史を知る上で貴重な灯籠とされています。
本堂の画像「絹本着色千手観音菩薩像」は寺の本尊が千手観音菩薩像であることから、古くから寺に伝わってきたもの
  と思われます。長さ79.5cm、幅32.7cmで立ち姿の千手観音と不動明王・毘沙門天を配した三尊形式です。室町時代の作
  と考えられ、画像の千手観音は数が少なく、三尊形式は珍しく貴重なものです。「小松寺本堂」・「銅製灯籠」・「絹本着色
  千手観音菩薩像」とともに小牧市指定有形文化財となっています。                    <市教委銘文より>
小松寺山門 両脇に「阿吽の像」 本堂正面部分拡大 小松寺本堂
<所在地地図>